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2024.11.30
”途上国から世界に通用するブランドをつくる”を理念に掲げるマザーハウスは、ものづくり文化を支える台東区秋葉原で、最後の一品まで届けきるため力を尽くす「マザーハウス 最後の一品店。」を運営しています。ここは、全国で10点以下になった商品を集め、お客様に出逢っていただくことをコンセプトにしたお店です。
2024年3月にオープン1周年を迎え、4月から店主を勤めている根形奈々(ねがたなな)さんに、最後の一品を見届けるまでの思い、こだわりを伺いました。
「通常のお店では、新商品や季節商品を前面に出すのがセオリーです。それよりも前に発売した商品は、店内に置ききれず売り場から下げざるをえないこともしばしば。決して価値が下がったわけではないのに…」と、根形さんは店舗販売における課題を教えてくれました。
続けて、「最後の一品店。」につながる思いにも触れます。
「もちろん、新商品はお客様の声を反映、進化した結果ですが、すべての人に気に入られるとは限りません。リニューアル前の商品の方が使いやすいといったお客様もいらっしゃるため、もどかしさを感じていました。」
「2023年3月、店舗のオープンを発表するオンライン中継の際に、わずかに映りこんだバッグを見つけられたお客様からご連絡をいただきました。『探していたバッグを見つけた!もう出逢えないと思っていた』とおっしゃっていて。この店舗の意義が確信に変わった瞬間でした。」
「最後の一品店。」での出逢いを逃したら、二度と出逢えなくなります。探し求めていた一品を追いかけてくる方もいれば、偶発的な出逢いも起こるそう。
「あるバッグの商品名とお客様のお名前が同じだったことがあって。そのことをお伝えしたところ、運命的な出逢いを感じてくださいました。本来は別のバッグを求めて来店されたにも関わらず、名前が同じバッグを買って帰られたんです。」
「『最後の一品。』を送り出すときは、里親のような気持ちです。つくり手の思いやこだわりをお客様に合わせて翻訳します。素材の開発から、最後の一品がお客様に届くまでの長い長い道のりを思い出すからかもしれませんね。」
最後の一品を届ける活動は店舗内にとどまりません。「”めぐる”最後の一品店。」と題して、「最後の一品店。」のコンセプトや思いが全国の店舗へ展開されています。
「実施にあたり、ほかのお店の店長からお客様のニーズをヒアリングして、それぞれのお店にあった商品を秋葉原から送り出しているんですよ。」と根形さん。
さらに、徒蔵(かちくら)エリアのつくり手とのコラボレーションにも意欲的です。
「徒蔵エリアには魅力的なつくり手ばかり。コラボレーションすることによって、引き出しきれていない価値・魅力を多くの人に届けたいですね。マザーハウスにとって台東区は一号店ができた原点であり、新しい挑戦もこの場所からだと思っています。」
すべてのプロダクトを主役にする「マザーハウス 最後の一品店。」は、モノの価値を再認識し、大切にしようと思える場所です。ここで、あなたが迎えにきてくれるのを待っている商品があるかもしれません。
マザーハウス 最後の一品店。
電話:070-2676-5839
住所:東京都台東区台東1丁目10−6 サワビル 1F
アクセス:JR秋葉原駅より徒歩6分
HP:https://www.motherhouse.co.jp/blogs/shop-list/saigono-ippin-ten
SNS:https://www.instagram.com/saigono_ippinten
*営業時間や定休日についての詳細は、上記リンク先にてご確認ください。